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【上映と講演】 「三保の松原」を含む富士山世界遺産登録記念/三保の松原を舞台の能舞「羽衣」をいち早く欧州で伝えたフランス人ジュグラリス夫妻を偲んで」
(2013年09月30日)

1951年から1982年まで30年余、東京駐在の極東特派員として活躍した仏人ジャーナリスト、マルセル・ジュグラリス氏(1922−2010)は、パリ・プレス、フランス・ソワール、フィガロ紙、ルポアン誌などの特派員としての記者活動のほか、ユニ・フランス代表として日仏映画の交流に貢献したことで知られ、日本に多くの友人を持っていました。その彼のあまり知られていない面は、第二次世界大戦直後のパリで、舞踊家のエレーヌ夫人を助けて能舞「羽衣」を上演し、欧州に「羽衣」の伝説を広く紹介したことです。エレーヌ夫人は無理がたたって白血病で夭折しましたが、「わたしの代わりにぜひ三保の松原を訪ねて、そこにわたしの遺髪を埋めてほしい」との遺言を残しました。ジュグラリス氏が来日したのは、それを果たすためでもあったのです。この話を聞いた地元清水市(現在は静岡市に合併)の人々は心を打たれ、基金を集めて1952年、遺髪の上に「エレーヌの碑」を建立し、それをきっかけとして毎年「羽衣祭り」が催されています。このほど三保の松原は、富士山と共にユネスコ世界遺産に]登録されましたが、その陰の功労者はジグラリス夫妻だったといえるでしょう。来る10月12日の「羽衣まつり」を前に、ジグラリス夫妻と三保の松原を結ぶ日仏文化交流の足跡をたどり、マルセルを良く知るジャーナリストが彼との交友について語ります。記念碑建立式典と能舞台[羽衣」の記録DVD[Hommage a Helene]、テレビ静岡製作の番組「パリに舞い、羽衣に眠るエレーヌ夫人の美しき生涯」の上映と、関連写真・資料などの一部を展示する予定です。


■日時   : 2013年9月30日(月)18時30分〜21時00分
18時30分 開演(18時受付)
20時30分〜21時 懇親会
■場所   : 日仏会館ホール
        住所/東京都渋谷区恵比寿3-9-25 恵比寿駅徒歩10分
        電話/03-5424-1141
■パネリスト: 磯村 尚徳氏(日仏メディア交流協会会長、元NHK報道局長)
谷口 侑氏(元読売新聞編集委員)、脇田 泰子(椙山女学園大学 文化情報学部 メディア情報学科)、旧清水市(現静岡市)羽衣祭り主関係者 
■司会   : 池村 俊郎氏(日仏メディア交流協会副会長 元読売新聞パリ支局長)
■主催共催 : 日仏メディア交流協会 財団法人日仏会館

≪お申し込み方法≫
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