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カザンツァキと日本: その今日的な意味
(2007年11月16日)

ギリシャを代表する世界的詩人、小説家であるニコス・カザンツァキ(1883-1957)は、彼の著作、そしてそれを元にした映画「その男ゾルバ」、「キリストは再び十字架に」、「キリスト最後の誘惑」〔いずれも邦訳あり〕などを通じて、日本でも広く知られています。
彼はフランス、フランス語をこよなく愛し、同時に、早くからオリエントにも興味を抱き、1935年に日本、中国を訪問した後、両国をテーマにした小説<Le Jardin des
rochers>(邦訳「石の庭」)をフランス語で書き下ろしました。この度、下記のように、彼の没後50周年を記念して、ゲオルギス・スタシナキス氏をお招きし、カザンツァキ講演会を開催致します。講演のほか、カザンツァキの業績や国際的なインパクトを示す展示、ビデオによる彼の生涯、業績の紹介をいたしました。

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日 時 2007年11月16日(金) 受付開始 18時
                    講演 18時30分〜19時
                    記録映画上映 『ニコス・カザンツァキ - もしくは、ユリシーズの誘惑』
                   ( フランス語:日本語の同時通訳あり 40分DVDによる )
場 所 日仏会館 ホール
     東京都渋谷区恵比寿3-9-25     
講 演 ゲオルギス・スタシナキス (「国際ニコス・カザンツァキ友の会」会長)
言 語 フランス語 (日本語通訳付き)
会 費 主催団体の会員 無料 非会員  ¥1,000

主 催 日仏メディア交流協会、財団法人 日仏会館
後 援 駐日フランス大使館、駐日ギリシャ大使館

特別協力 国際カザンツァキ友の会


Nikos Kazantzaki (ニコス・カザンツァキ、ギリシャ語読みではニコス・カザンザキス)氏 

1883年ギリシャ・クレタ島生まれ。アテネ大学法学部卒業後、パリに留学。 バルカン戦争従軍、ギリシャ政府厚生省勤務を経て、1935年、日本、中国を訪問し、旅行記をギリシャの新聞に発表。 1945年、作家連盟によりノーベル賞候補に推薦される。 1945年、ユネスコの文学担当アドバイザー。 1957年、エレニ夫人と共に中国、日本を訪問。病をえてドイツで死去。 主要作品:前述の映画化された作品のほか『トダ・ラバ』(フランス語1931、1934)、『石の庭』(1936年にフランス語で執筆、死後刊行、邦訳あり)、『アシジの貧者』(1957、邦訳あり)、長編詩 『オデュッセイア』 (1938)など。

Georges STASSINAKIS(ゲオルギス・スタシナキス)氏 

ギリシャ生まれ。 フランスのボルドー大学で公法、政治学を学ぶ。 以後、一貫してスイスのジュネーブに住み、国際機関の上級職員をつとめながらカザンツァキ研究を続け、「国際ニコス・カザンツァキ友の会(SIANK)」を創設、カザンツァキへの国際的理解を深めることに努力している。 仏国家功労賞(シュヴァリエ)受賞。



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