2019 年12 月3 日(火)
【映像と講演】
2019 年12 月3日(火)
映画と文学 V
『気のいい女たち』
バルザックの後継者としてシャブロルを見る
1960 / France / 93 min. / noir et blanc / 日本語字幕付
【開催日時】2019 年12月3 日(火) 18:30 (18:00 開場)
【場 所】日仏会館ホール(恵比寿駅より徒歩10分) 定員: 120名
【主 催】公益財団法人 日仏会館/TMF 日仏メディア交流協会
【協 力】KADOKAWA
【参加費】主催団体の会員無料(非会員: 講演参加費として、一般1000円、学生500円)
『気のいい女たち』
バルザックの後継者としてシャブロルを見る
1960 / France / 93 min. / noir et blanc / 日本語字幕付
監督:クロード・シャブロル/脚本:クロード・シャブロル、ポール・ジェゴフ/
撮影:アンリ・ドカエ/音楽:ピエール・ジャンセン、ポール・ミスラキ
出演:ベルナデット・ラフォン、ステファヌ・オードラン、クロティルド・ジョアーノ
【プログラム】
18:30 開 会
18:35 ~ 20:10 DVD 上映 『気のいい女たち』(Les Bonnes femmes)
20:15 ~ 20:45 解説・講演(杉原賢彦/映画批評・目白大学准教授)
*懇親会はありません。
【作品紹介】
パリにある、とある店に勤める4人の女性たちを主人公にして、彼女たちの日常をつぶさに描き留めていったクロード・シャブロル。昼と夜、彼女たちが見せるそれぞれの「貌」を通して、都市生活者の生態が明らかになってゆく──。
バルザックがもし、20 世紀に生を受けていたなら、彼は映画をどのように見たのだろうか? 人々の人生をそのままに写し撮ることができる映画は、さまざまなヒントをきっとバルザックに与えたはず。そして、シャブロル映画のなかには、バルザックを顕揚したヌーヴェル・ヴァーグの作家たちの誰よりも、バルザック的精神が息づいていたのではないかと思える瞬間がいくつも存在しているように思える。冷徹で、しかも情け容赦することなく人物を俎上に載せてゆくなかに、20 世紀のパリやフランスの地方都市が垣間見えてくる。
バルザック文学の後継者としてのシャブロルという視点から、初期の作品を見直してみたいと思う。
【お申し込み】
日仏会館のウェブサイトから事前登録をお願いいたします。
https://www.mfjtokyo.or.jp
【お問い合せ先】
日仏メディア交流協会 事務局
TEL:03‐5410-2654
E-mail:info@tmf.cc