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【講演】「フランスにはなぜ恋愛スキャンダルがないのか 2016版」
(2016年03月15日)

2016年3月15日(火)
【講演】「フランスにはなぜ恋愛スキャンダルがないのか 2016版」  Pourquoi n’y a-t-il pas de scandales amoureux en France ? – version 2016−


※定員に達したため、ご予約は締め切らせていただきます。ご了承くださいませ。

【開催日時】
2016年3月15日(火)18:30〜20:00(受付18:00〜)講演会
             20 :00〜20:45懇親会

【開催場所】
公益財団法人日仏会館 501号室
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-9-25
Tel: 03-5424-1141 

【主催】
TMF 日仏メディア交流協会 公益財団法人日仏会館

【内容】
フランス共和国元大統領ミッテランの隠し子マザリーヌがエリゼ宮記者会見で問題にされたのは1984年。
Et alors? (それが何か?)でピリオドが打たれたこの問題を、10年後の1994年に、パリ・マッチが成長したマザリーヌの写真を載せて、あらためて記事にした。
そのせいで、パリ・マッチはル・モンドをはじめとするほかの報道機関から、集中砲火を浴びる。
「アングロサクソン型メディアをまねした」と批判され、「民主主義の危機」とまで論評した新聞もあった。
2年後ミッテランの葬儀のときには、ダニエル・ミッテランとその息子、マザリーヌとその母親が、ほとんど並んで参列した。

その後も、サルコジ元大統領の伴侶セシリア夫人のアメリカ駆け落ち、オランド大統領と女優ジュリー・ガイエなど大統領の恋愛スキャンダルをアメリカのメディアは大事件と報道しているが、お膝元のフランスメディアは一貫して、政治家の能力と私生活は別、というスタンスを取ってきた。

1994年に弾劾裁判にまで発展した、米クリントン大統領のホワイトハウスでの恋愛スキャンダルは、マスコミが大々的に取り上げ、最終的に大統領自身が「不適切」な関係と自ら発言している。

クリントン元大統領は辞任には追い込まれなかったが、日本では1989年、就任後間もなく発覚した女性スキャンダルで、在任期間69日で退陣した宇野宗佑元首相を筆頭に、女性問題で辞任する閣僚は少なくない。

日本のマスコミが、「公共性」を自称しながらも政治家の恋愛スキャンダルを詳細に掘り下げる根拠は? 視聴率獲得、売上部数の拡大のためだけか?

Et alors から30年。フランス研究者の棚沢直子氏を講師に迎えて、現在のフランスの政治家の恋愛スキャンダル事情を日仏比較。


【講師】
棚沢 直子(たなさわ なおこ)氏

東洋大学名誉教授。フランス研究者。滞仏生活はのべ20年以上。
編著書に『フランスには、なぜ恋愛スキャンダルがないのか?』(共著)はまの出版(角川ソフィア文庫)『女たちのフランス思想』『フランスから見る日本ジェンダー史』。
編訳書にイリガライ『ひとつではない女の性』、クリステヴァ『女の時間』など、日仏両国での出版多数。

【参加費】
両主催団体会員 無料 (非会員 一般 1,000円 学生 500円)


【お問い合せ先】
日仏メディア交流協会 事務局 
TEL:03‐5410-2654
担当:瀬古・石川
MAIL:info@tmf.cc


以上



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