パリ日本文化会館では、昨年末より来春まで、「Un an avec Tora san」と題して、映画「男はつらいよ」全50作品を上映し、ブームを起こしています。この立役者となったクロード・ルブラン氏は、長年にわたり日本について研究し、伝え続けてきたジャーナリストです。
とりわけ山田洋次監督作品には造詣が深く、昨年上梓した「Le Japon vu par Yamada Yoji」（山田洋次が見た日本：国内未翻訳）では、700ページ余りにわたって、全作品の解説・分析をしています。今回は数多ある中からルブラン氏が選んだ第34作「男はつらいよ寅次郎 真実一路」を鑑賞（※来場参加者のみ）の後、鼎談を行います。
寅さんのユーモアは日本人だけに通用するのではなく、普遍的なものであること、また山田作品には、その穏やかさの下に、日本人が見過ごしている社会問題やそれらへの警鐘が張り巡らされていることを、日本を日本人以上によく知るルブラン氏がジャーナリストの視点で語ります。
連日のフランス人観客の反応を目の当たりにするパリ日本文化会館館長の鈴木仁氏、ルブラン氏の長い友人であるTMF副会長の大野博人も共に、この新たなムーブメントについての見解を述べます。

＜オンライン参加の方へ＞
20:00から始まります鼎談からのご参加となります。映画につきましては、各々の方法で任意にご覧くださいますようお願いいたします。

【お申込み】以下のフォームよりお申込みください。
https://forms.gle/9SC6V59osshtvLL79

来場参加の方には、お申し込みより３日以内に受領のメールを差し上げます。オンライン参加の方には、9月22日（木）に視聴リンクをお送りします。info@tmf.ccからのメールを受信できるよう予めご確認ください。