2016年6月14日(火)
【映像と講演】
ヌーヴェル・ヴァーグはアルジェリア戦争をどう見たか?
『5時から7時までのクレオ』
La Nouvelle Vague et la guerre d'Algérie
"Cleo de 5 à 7 d'Agnes VARDA
【開催日時】
2016年6月14日(火) 18:00 (17:30開場)
【場 所】日仏会館ホール(恵比寿駅より徒歩10分) 定員: 120名
*日仏会館のウェブサイトのトップページの「イベント参加登録」からアカウ ントを作成し、事前申し込みをお願いいたします。
インターネットを利用して いない方は電話(03-5424-1141)にて参加登録をお願いいたします。
【主 催】公益財団法人 日仏会館/TMF 日仏メディア交流協会
【協 賛】アイ・ヴィー・シー/エモア/ザジフィルムズ
【参加費】主催団体の会員無料(非会員: 講演・懇親会費用として、一般1000円、学生500円)
18:00 開 会
18:05~19:35 DVD上映
『5時から7時までのクレオ』(Cleo de 5 à 7)
1961 / France=Itlay / 90min. / noir et banc / 日本語字幕付
監督・脚本:アニエス・ヴァルダ/撮影:ジャン・ラビエ/音楽:ミシェル・ルグラン/
美術:ベルナール・エヴァン/製作:ジョルジュ・ド・ボールガール、カルロ・ポンティ
出演:コリンヌ・マルシャン、アントワーヌ・ブルセイエ、ミシェル・ルグラン
【プログラム】
19:45~20:15 解説・講演 + Q & A(会場より)
20:15~21:00 懇親会
【作品紹介】
歌手のクレオはガンの検診を受けたばかりだった。いまは5時。結果は2時間後に、担当の医者から告げられることになっている。診断結果を待つまでのあいだ、彼女はモンスーリ公園で時間をつぶすことにした。不安な気持ちを抱いたまま、公園をあてもなくぶらつく彼女は、休暇でアルジェリアから一時帰省していた兵士と出逢う。互いに言葉を交わすうち、つかの間、心を通い合わせるふたり……。
アラン・レネらとともに、1950年代末から60年代初頭のヌーヴェル・ヴァーグの時代、セーヌ左岸派と言われたアニエス・ヴァルダが撮り上げた処女長編。ガンの恐怖におびえながら2時間を過ごすひとりの女性につきしたがうようなカメラ、そして彼女がふと出逢うアルジェリアで戦争を戦うひとりの兵士の心情を受けとめるかのようなモンスーリ公園の情景。それらが渾然一体となって、みずみずしい抒情がにじみ出す。同時に、そこには当時の若者たちが直面したアルジェリア戦争の影を認めることもできる。そこからなにが見えてくるのか──。
加えて、作曲家のボブとして登場するミシェル・ルグランをはじめ、アンナ・カリーナやジャン=リュック・ゴダールらもカメオ出演し、アニエス・ヴァルダへの連帯を示した記念碑的作品でもある。
【お問い合せ先】
日仏メディア交流協会 事務局
TEL:03‐5410-2654
担当:瀬古・石川・森
MAIL:info@tmf.cc
以上