日仏会館と日仏メディア交流協会の共催により、下記のとおり映像の上映と講演会を開催いたします。
■日時 : 2月22日(水) 18時00分〜20時20分(17時30分開場)
20時30分〜21時00分 懇親会
■場所 : 日仏会館ホール (日仏会館1階)
住所/東京都渋谷区恵比寿3-9-25 恵比寿駅徒歩10分
■司会 : 杉原 賢彦氏 (映画批評・慶應義塾大学 講師)
■主催 : 公益財団法人日仏会館・日仏メディア交流協会
■協賛 : アイ・ヴィー・シー/エモア
■会費 : TMF・日仏会館会員 無料
非会員 1,000円 (学生500円)
■定員 : 120名
作品紹介
美男俳優として知られながらも、若くして亡くなったジェラール・フィリップ。その縦横無尽な活躍と演
技は、詩的レアリスムによって牽引されていたフランス映画を更新し、新たな時代を拓くものだった。
戦後、間もなくのフランス映画界に、まさに彗星のごとく現れたジェラール・フィリップは、1946 年の
『白痴』、その翌年の『肉体の悪魔』でまたたく間に人気を確立する。と同時に、その演技力も早くから
認められ、フランスを代表する俳優としてその名を刻んでいった。
そしてその死後、フランスは新たな映画の時代──ヌーヴェル・ヴァーグの時代を迎え、ジャン= ポー
ル・ベルモンドをはじめとする、従来のフランス映画にはいなかったタイプの俳優がスクリーンに登場する。
ジェラール・フィリップは、フランス映画にいったいなにをもたらしたのか。
あまり知られていない初期の作品『すべての道はローマへ』を通して、そして彼の代表作と、彼の前後
の俳優たちも振り返りながら、映画にとっての身体ともいうべき俳優たちが、フランス映画になにをもた
らしたのか、そしてそれはどのように変化していったのか。
まずはジェラール・フィリップという俳優の魅惑から見てゆきたい──。